大岡弘晃個展「いのちのまえには あなたがいる」

画家・大岡弘晃の個展「いのちのまえには あなたがいる」が代官山ヒルサイドテラスのアネックスA棟にて開催中。期間は10月1日(土)から10月9日(日)まで。
大岡は、古事記をはじめとする神話や伝承が多く伝えられる宮崎県で育つ。2015年頃から本格的に個展での発表をはじめ、以降は東北や九州、四国の島々や海外と制作の拠点を移し、その土地の風土や光、神話や伝承にインスピレーションを受けた作品を展開する。近年では、石膏やガラス、鉱物といった異素材も平面作品に取り込み、表現の幅を拡張し続けている。
メインビジュアルとなる作品『刻のきざはしからダンスする』は、大岡が繰り返し描いてきた「銀鏡(しろみ)神楽」がモチーフ。銀鏡神楽は、宮崎県西都市に伝わり重要無形民族文化財に指定されている夜神楽であり、太古からの狩猟信仰、大陸から伝えられてきた北極星信仰など、さまざまな時代の文化の影響が見られる。
本展では、大岡がこれまでの活動で見つめてきた「いのち」と「時間」をテーマに、500号の大型作品の制作にも挑む。大岡は、展覧会が始まった後も制作を続け、会場の構成を変化させ続けることを常とする。刻々と変化していく空間のなかで、永遠と瞬間が交差する大岡の視点から描かれた作品群を通して、喜びや救い、命への切実な絶望を超える希望への願いが感じられるであろう。
大岡弘晃 (おおおか・ひろあき)
1985年宮崎県生まれ。高校卒業後、制作活動をスタート。2015年より展示機会を増やし、2017年、宮崎県中本誠司現代美術館後援にて個展「鏡に光佄」、2018年に宮崎県立美術館にて個展「yes.」など、美術館やギャラリーで継続的に作品を発表。2022年は、宮崎県立美術館にて「Yes.に光を重ねたら」、10 tokyo(東京)にて「みずかげは、あかちゃんいろのほ」、noji+(大阪)にて「(明+2)³」 とアートギャラリーにかかわらず大小様々な場所で精力的に個展を重ねている。
www.hiroaki-ooka.com
大岡弘晃個展「いのちのまえには あなたがいる」
会期:2022年10月1日(土)-10月9日(日)
時間:12:00-18:00(最終日は16:00まで)
入場料:無料
会場:代官山ヒルサイドテラス アネックスA棟(東京都渋谷区猿楽町29-21)
主催:Shirion Partners Co., Ltd.
企画:Gallery Kasper
会場構成協力:山本倫広
PR:森 祐子
October 3,2022