世界市民のためのカルチャー・マガジン『ESPERANTO』(エスペラント)が12月15日創刊

全編英語テキストで海外マーケットをメインにしたカルチャー・マガジン『ESPERANTO』(エスペラント)が12月15日創刊される。
グーテンベルクオーケストラの菅付雅信が編集長、オランダ・アムステルダムのエクスペリメンタル・ジェットセットがアートディレクションを担当し、寄稿者・スタッフの9割が海外からの参加者という新しいスタイルのインターナショナルマガジンとなる。
タイトルの『ESPERANTO』(エスペラント)とは「国際補助語」という意味で、19世紀にポーランドの言語学者ルドヴィコ・ザマンホフが世界平和を願って作った学びやすく喋りやすい人工言語。
サブタイトルに「CULTURE MAGAZINE FOR WHOLE EARTH CITIZENS」とあるように、地球市民のためのカルチャー・マガジンとして、70名近くいる全体の寄稿者、参加スタッフの9割が外国人によるもので、世界の第一線の知識人とクリエイターが集っている。
『ESPERANTO』(エスペラント)
2020年12月15日発売
■サイズ:A4 変形270 ㎜ ×180 ㎜
■ページ数:88 ページ(カバーを除く)
■無線綴じ:両観音開きカバー(表1、表4とも折り返しがあるカバー仕様)
■全ページ4C 印刷
■日本国内:1,500円+税
全国の主要書店、洋書、アートブックを扱う書店で販売。
■ヨーロッパ:€15、アメリカ:US$18(予価)
■ウェブサイト www.esperantoculture.com
■スタッフ
アートディレクション:エクスペリメンタル・ジェットセット
編集アドバイザー:ハンス・ウルリッヒ・オブリスト
編集長:菅付雅信(グーテンベルクオーケストラ)
編集スタッフ:グーテンベルクオーケストラを中心とした香港、フランス、ロシア、ラトビアと日本の5カ国に及ぶ多国籍なメンバー。
■創刊号:構成・内容
特集、レビュー、「SOURCES」、エッセイ連載の4本柱で構成。
特集:「WHOLE EARTH GOVERMENT」。
フランスの歴史学者/経済学者のジャック・アタリ、WIRED の創刊編集長で数多くの著者があるケヴィン・ケリー、台湾のデジタル大臣オードリー・タン、長文の寄稿はMITプレスから著書を出版している、モスクワのシンクタンク:ストレルカ・インスティチュート教授のベンジャミン・ブラットン。
レビュー
26人26本26ページに渡る。すべてに5つ星採点があり。寄稿者は、日本では経済思想家で『人新世の資本論』がベストセラー中の斎藤幸平、音楽評論家の高橋健太郎、海外はヨーロッパ写真美術館館長のサイモン・ベイカーやモスクワの国際的社会活動アーティスト「プッシーライオット」のナジェージダ・トロコンニコワ、イギリスの文化人類学者ティム・インゴルド、イランの思想家レザ・ネガレスタニやパレスティナの女性小説家アダニア・シビリなどが参加。
「SOURCES」
14都市14名のクリエイターが最近のおすすめの本、映画、音楽、そしてお店を紹介する。東京ではDOMMUNE の宇川直宏、ベルリンは世界的アーティスト兼ミュージシャンのアルヴァ・ノト、パリの話題のミュージシャンであるシャソール、北京の世界的写真家リン・チーペン、モスクワのITクリエイターのダニエル・ターブンなどが参加。
連載エッセイ
坂本龍一、ハンス・ウルリッヒ・オブリスト、エクスペリメンタル・ジェットセット、ベルリン在住韓国系女性アーティストのクリスティーヌ・サン・キムが寄稿。
December 3,2020