QUOTATION

ロンドンのガーリーなショップ “J&B”

text: Yoshiko Kurata

 

 

 

毎週日曜日、ロンドン市内が鮮やかな花を持った人々で行き交う。人々が向かう先はColumbia Road Flower Market。そのマーケット沿いに、女の子なら一度でも描くガーリーな世界を再現したかのような可愛らしいショップ「J&B」がある。1年前、表参道にも、期間限定で登場したこともあるハンドメイドショップだ。

 

オーナーは、大学時代から仲良しの女の子ふたりJessとBuddug。オープンしてから、まだ3年だが、大学卒業後自分たちの作品をBroadway Marketに出していたこともあり、フラワーマーケットがおこなわれる日曜日は店内がごった返すほどの人気ぶり。

 

Broadway Marketに出店していた頃から、ジュエリーや小物を中心として制作していたふたり。自分たちのお店を出してからも、彼女達によるハンドメイドもののみを展開しているが、自らバイイングしてきた商品も時々お店に置かれている。「買い付け場所として、古着屋やヴィンテージショップをよく訪れてるわ。ヴィンテージ、フリーマーケットは、インスピレーションを貰える場所でもあり、素材や作りがどう違うのかなども学ぶ場所にもなっているの」とBuddug。大学に入学してから出会った彼女達だが、2人とも小さい頃からいつも何かアイディアをスケッチブックなどに書き留めていたそう。

 

フラワーマーケットにぴったりの愛らしいJ&Bだが、「毎週日曜日、フラワーマーケットに出かけるのを楽しんでいたわ。だけど、最初からこの場所にショップを構えようとは思っていなかったの。大学時代からどの道に進んだとしても、自分たちの作品をコラボレーションや展示したいと思っていたけどね。その場所として、まずBroadway marketに露店を出して、その後たまたま、今の場所を見つけたの。思いがけなかったけど、今では毎週日曜日忙しくて、お店にとって、とてもステキな環境だと思っているわ。新しいものを作れる時間をもらえてるからね」とJess。偶然な流れではあるが、日本では巻き起こらないようなイギリスのマーケット文化が垣間見える。

 

小さい頃に気に入った絵本は、大人になっても何度も読んでしまうし、記憶に残る。しかし、そんな小さい頃にイメージしていた大人もピュアさも、いつから消えてしまったのだろうと思うくらいあっけない。その一瞬で終わる淡い時を、両手で捕まえたような空間がJ&Bには存在する。そして、お気に入りの絵本のように何度も訪れたくなる哀愁が、人々をいつまでも甘い気持ちにさせる。

 

 

 

 

 

J&B The Shop
158a Columbia rd, LONDON, E2 7RG
Monday-Wednesday By appointment only /
Thursdays & Fridays 12.00noon-18.00 /
SATURDAYS : 12.00 noon-16.30 /
SUNDAYS: 09.00am-16.30
http://www.jandbtheshoplondon.bigcartel.com/

 

 

 

September 2,2013