QUOTATION

ロンドンのクリエイティブ職人が紡ぎ出すブランディング&ストーリー“Studio Hansa ”

text : Daisuke Nishimura (Someone's Garden)

MTV Push rebrand

 

ロンドン北西地区のFitzroy通りに拠点を持つSTUDIO HANSAは、職人気質溢れるアイデアを武器に、クライアントとストーリーを紡ぎ出し続けるブランディング&クリエイティヴ・コンサルタント。ロゴから映像制作、デジタル、アニメーション、印刷/パッケージなど、進歩するメディアと社会を結ぶ、ユニークなコンテンツをうみだしている。なかでもMTVが世界規模で展開するアーティスト・プロモーション企画『Push』のブランドクリエイションはひと際個性的だ。

「MTVワールドデザインスタジオからブランドイメージを新しくしたいというオファーがきた。才気溢れる若いミュージシャンって自然の力なんだ。衝動的で才能溢れていて、その存在をしっかりとカルチャーに焼き付けていく。『Pin Art』はそれをコンセプチュアルにつなげる橋渡しなんだ」。

マルチなクリエイティヴブレインを持つHANSAの場合、あらゆるジャンルにアンテナを張っているだろうが「僕の場合は特に映画から影響を受けることが多い。文字と映像の探求が好きなんだ。今年はもう一本、夢が現実になるような短編映画を作りたいと思っている」という。

文化の中心地ロンドンだからこそ生まれた自由さだと感じるが、「場所の重要性は薄れていっている。この前もアメリカやイタリアで仕事をしていたし。イギリスは文化の坩堝だから面白いけど、映画作りの資金集めでいうと…。フランスや韓国みたいにお金も集まるところは作品のバラエティも豊富だからね」。

では彼らにとっての「クリエイティビィティ」の源はなんだろうか?「オリジナルなものなんてなにもない。イマジネーションを掻き立てインスピレーションを引き出すものすべてから盗め。古い映画、新しい映画、本、音楽、絵画、その他なにもかも。ただし、魂に直接訴えかけるものだけ。Jean-Luc Godardの言葉『それがどこからきたかが重要ではなく、どこへ行くか、だ』をいつも思い出そう」。

クリエイティブに仕事をするからこそ、先のことを予想するのは難しいという。STUDIO HANSAのように、楽しみながら新しい才能とともに仕事をしていくことで、驚きと挑戦は長編映画のように続いていくのだろう。

 

http://www.studiohansa.com

 

 

July 11,2012

MTV Push rebrand

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