QUOTATION

試着室からステージ衣装に着替えるように楽しめる“HARCOZA”

text:Asako Tsurusaki

 

 

恵比寿に拠点を構えるクリエイター達がゆるやかに連携するプラットフォーム「START EBISU」が新しいアートネットワークを作りはじめたのを皮切りに、近年、恵比寿ではじわりじわりとクリエイティブな磁場が働いているようだ。JR恵比寿駅西口の五叉路から坂を上がったその先に見える「HARCOZA」も、そんな磁場を作り出しているひとつ。

ニューヨークでファッションを学んだ女性オーナーHARCOがディレクションする「HARCOZA」は、アートとファッションが融合したオリジナルブランド「HARCOZA」をはじめ、CHEESY’S の身体のパーツをモチーフにしたアクセサリー、「ROTARI PARKER」の実際のお菓子を樹脂加工したアクセサリーなど、他にはないユニークなラインナップを見ることができる。

「お店にアート、音楽、洋服を混在させながらお買い物する行為がもっと能動的に楽しめる場所にできればと思ったのがHARCOZAのきっかけです。地下のスペースには試着室として“ ステージ” を設け、ブティックであり、パフォーマンス・スペースでもあるという多様性を含めて、さまざまな刺激を共有できる場を展開しています」。

昨年はNYと日本のアーティストによるカセットテープの展示「ザ・カセットテープ展」や、ベルリン在住のアーティストDan Bodanによるライブとコラボレーション映像を発表、また「コピーキャット3D」などイベントも開催した。会場にはアートを身にまとった個性的な客層であふれていたという。

「ベルリンでは、クラブミュージックが主流で、それ以外の音楽はなかなか流通しにくいみたいで、そんななか、Danさんがさまざまな映像アーティストと一緒にミュージックビデオを作ったりしていて、おもしろい活動をされていたのが新鮮でした。今回もお店と恵比寿の街で一緒に撮影することができてDanさんの見る東京を音楽と一緒に体感することができて、貴重な体験となりました」。

NYのブルックリンやパリのマレ地区など、海外ではファッションとアートが隣り合わせで楽しめる場所が多くあるが、東京では良くも悪くもすみわけされている感が否めない。ここゆるやかな恵比寿だと、それが実現できるのかもしれない。

 

http://www.harcoza.com

 

 

June 29,2012

TAPESHOW photo:puffyshoes

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