本誌No.32号に出演した写真家の野田祐一郎による個展「Something what cannot be seen」が、BIOTOP白金台店にて、10月16日(土)より開催される。
2020年4月に予定されていた本展は、COVID19という目には見えないものにより順延を余儀なくされたことをきっかけに、展示プランを当初の予定から大きく変更し、コロナ禍という時間を経験する中で芽生えた、作家の新たな視点のもとに制作された。
展示される写真群は、「見えないものを肯定する」というテーマのもとに制作されたシリーズであり、被写体として選ばれているものは、水、光、空気といった、私たちの身近に当たり前のように存在するものたちである。
そこには私たちには目視できないが、確かに存在する”何か”があり、それらを作家の視線を通して視覚化し表出させることにより、見えないものに翻弄される私たちに、「見る」行為とは何か、改めて問いかけている。
野田祐一郎
1986年生まれ。2011年より写真家として活動をスタート。2016年渡英。2018年Complexboost(Tokyo)、2019年Space Place(Yekaterinburg)にて個展を開催。
Yuichiro Noda「Something what cannot be seen」
会期:10月16日(土)-10月31日(日)
会場:BIOTOP TOKYO(東京都港区白金台4-6-44)
時間:11:00-20:00