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「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017」開催

text by Asako Tsurusaki

いよいよ今週末の15日より、世界に先駆けてデジタルシネマにフォーカスした次代を担う若手映像クリエイターの登竜門、「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」が始まる。

第14回目を迎える今年は、日本国内の映画祭としては初の規模となる、国内外から集めたVR作品6本を実際に体験できる特別企画を開催。また若手映像クリエイターの登竜門として開催してきた過去13回の歴史の中から、過去に本映画祭でノミネート・受賞を経験し、現在日本映画界の新鋭として活躍する6人の若手監督にスポットを当てた特集も行われ、白石和彌監督の『ロストパラダイス・イン・トーキョー』や中野量太監督の『チチを撮りに』など、飛躍のきっかけを掴んだ監督たちの原点とも言える本映画祭での上映・受賞作品を上映する。

長編部門からは、85の国・地域から集まった617作品から、厳正なる一次審査を経た12作品(海外9本、国内3本)がノミネート。14回目にして初ノミネートとなったアルメニア、スロヴァキア、ネパール作品など、日本ではあまり公開されることのない世界の話題作をスクリーンで鑑賞できる貴重な機会だ。また本映画祭では8年ぶりのノミネートとなるドキュメンタリー映画『中国のゴッホ』(中国、オランダ)もお目見え。絵画のレプリカ制作で生計を立てる街・ダーフェンに生きる男の姿を追ったドキュメンタリーということで、開催前から期待が寄せられている。

「これまで映画祭の審査員をやることはほとんどありませんでしたが、今回、世界中の若い監督の作品を12作品観られるということもあり、思い切って審査員をお受けしました。文学での新人文学賞の審査において、若い作家を選ぶ基準は、内容ではなく文体です。同様に、映画も映画の文体で観たいと思っています。一体どんな映画と出会えるのか、期待と不安の中にいます。」(長編部門国際審査委員長:黒沢清監督)

埼玉県川口市が熱気に包まれる9日間、どうぞお楽しみに。

 

 

<開催概要>
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017
会期:2017年7月15日(土)〜7月23日(日)
会場:
SKIPシティ 映像ホール、多目的ホールほか(川口市上青木3-12-63)
彩の国さいたま芸術劇場(さいたま市上峰3-15-1)[7/16、7/17のみ]
こうのすシネマ(鴻巣市本町1-2-1エルミこうのすアネックス3F)[7/16、7/17のみ]

主催:埼玉県、川口市、SKIPシティ国際映画祭実行委員会、特定非営利活動法人さいたま映像ボランティアの会
公式サイト:www.skipcity-dcf.jp

 

 

 

 

 

July 14,2017